Saturday, April 16, 2011

ときを刻む歌

落ちていく砂時計ばかり見てるよ 
さかさまにすればほらまた始まるよ 
刻んだだけ進む時間に 
いつか僕も入れるかな 


きみだけが過ぎ去った坂の途中は 
あたたかな日だまりがいくつもできてた 
僕ひとりがここで優しい 
温かさを想い返してる 



きみだけをきみだけを 
好きでいたよ 
風で目が滲んで 
遠くなるよ 


いつまでも 覚えてる 
なにもかも変わっても 
ひとつだけ ひとつだけ 
ありふれたものだけど 
見せてやる 輝きに満ちたそのひとつだけ 
いつまでもいつまでも守っていく 


肌寒い日が続く もう春なのに 
目覚し時計より早く起きた朝 
三人分の朝ご飯を作るきみが 
そこに立っている 


きみだけがきみだけが 
そばにいないよ 
昨日まですぐそばで僕を見てたよ 


きみだけをきみだけを 
好きでいたよ 
きみだけときみだけと 
歌う唄だよ 
僕たちの僕たちの 
刻んだ時だよ 
片方だけ続くなんて 
僕はいやだよ 


いつまでも 覚えてる 
この町が変わっても 
どれだけの悲しみと出会うことになっても 
見せてる 本当は強かったときのこと 
さあいくよ 歩き出す 坂の道を 

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